kikulog 経由:これはいい。『安直なニセ科学批判』に対する皮肉になってるwww


(追記)相変わらず分かってないな。
>「血液型と性格は関連する」という主張をするには、根拠が必要ですから。
http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/weblog/index.php?UID=1158225244#CID1178582027
あのねえ、「○○○と××は関連する」なんて科学的にナンセンスな命題でしょうが
科学的にナンセンスな命題を主張するのに、科学的根拠なんて要る訳ねえだろwww
(厨:相関があるも実は同じ。相関係数は−1から+1の実数値を取るもので、それがちょうど0になったら超異常事態だ。ま、性格心理学は科学的にナンセンスなことをいろいろ言っているということだ。というより、どんなまとまな科学論文にも科学的にナンセンスな主張は常に含まれているものだがなw)


>合コンの席で初対面の女の子に、「そのお酒の注ぎ方はA型だね」「やっぱり、わかる?」というような強い関係のことです。巷で信じられているのはこのくらい強い関係ですよ。
http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/weblog/index.php?UID=1158225244#CID1178639163
な訳ねえだろー。それは信じてるんじゃなくて、合コンの話のネタ



kikulog

ABOFANへの手紙(前半)


ここでの議論を要約すると


1.現在の(性格)心理学では「血液型と性格には関連がある」とするのは自然である
2.だからと言って「血液型と性格に(意義のある)因果関係がある」ということにはならない
3.なぜなら、現在の(性格)心理学が扱うのは「相関関係」であって「因果関係」ではないからである
4.因果関係を扱わない以上、現在の(性格)心理学は科学としてのディシプリンを(まだ)十分に備えていない


ということでしょう。


個人的な感想:でも、心理学科って文学部にあるんだよなあ…。世間や学生が心理学に求めているのは、科学じゃなくてネタってことだな


>ニワトリとお父さんの例に戻れば「7時でないときにニワトリが鳴いてもお父さんが出発するかどうかを確かめる」ということになります.
【厨:この反論は無しでしょう。血液型がA型の人をB型に変えたらあまり神経質でなくなるか、どうか、なんて確かめようがない。批判するなら間違っているというより、筋が悪いという価値判断で否定する他ないでしょう。ただ、これ言うと統計屋さんがぶち切れちゃうかもなあw
『相関のメカニズム』のことを因果関係と呼ぶ向きもあるけど、そうするとABOFANさんの思う壺です。なぜなら、相関がある以上、そのメカニズムはあるはずだからです。ただし、そのメカニズムを解明し理解すること(=再現性のある理論によって説明すること)がどのくらい意味があるのか、という重大な問題が一般的には残ります。しかし、現在の(性格)心理学はそもそもメカニズムの解明という作業を放棄していますので、この問題を性格心理学の枠組の中で問うことはできません。つまり、価値判断のための前提がない
一方、行動主義的には、因果関係とは『入力と出力の関係』であるはずで、血液型は変更の利かないものだから、入力変数にそもそも取りえない。この立場では、血液型が原因になりえないことは実験するまでもなく明らかです】
http://www.obihiro.ac.jp/~psychology/abofan/abofan1.html#11


>今の心理学パラダイムでは,このままいくと血液型と性格の関係はあるという結果になる可能性が非常に高いと予想しています.たとえば,多くの性格心理学者はあいかわらず性格認知のデータを「性格のデータ」と考えて研究を進めています.それなら,性格認知が現に血液型に影響されているという事実は明らかなのだから,血液型と性格には関係があると認めざるを得ないでしょう.
http://www.obihiro.ac.jp/~psychology/abofan/abofan1.html#4


>研究方法,発表方法が心理学のディシプリンに基づいたものであれば,その中で正当に提出されたものを無視することはできません.いままで心理学者が(もしABOFANさんのデータに反論できなくても)無視や沈黙で切り抜けられたのは,ABOFANさんの示すデータが「心理学のやり方で,心理学者によってとられたものでない」からです.私は少なくとも心理学業界全体がそんなに不誠実であるはずはないと信じています.たとえば私みたいな心理学を批判ばかりして勝手な説ばかり吐く人間にも,ちゃんと学会誌や書籍で自説を披露するチャンスをたくさん与えてくれるのですから.ただし,これが「渡邊芳之が心理学科,大学院を出て大学で心理学を教えている」という「心理学コミュニティ内部性」によって保証されていることも間違いありませんね.
http://www.obihiro.ac.jp/~psychology/abofan/abofan1.html#5


>ABOFANさんが持っている科学観,心理学観みたいなものは,現在の多くの心理学者が持っているそれと,かなり一致しています.何度も言っているように,ABOFANさんの「論理」と「方法」はもし心理学者がそれを用いて研究したなら,じゅうぶん研究として認められるものだし,その意味でいまの心理学そのものです.その点で,私はABOFANさんが求めているようなタイプの議論(統計の方法どっちが正しい,とかね)においては,「現在の性格心理学の水準では」実質的にABOFANさんの議論が正しい,と認めているつもりです.
http://www.obihiro.ac.jp/~psychology/abofan/abofan1.html#9